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November 19, 2007

「イラク・アートの先駆者たち」

いよいよ今日からです!

Selections_of_the_iraqi_art_5

『イラク・アートの先駆者たち~Selections of the Iraqi Art~』展
会場:中和ギャラリー(東京都中央区銀座6-4-8曽根ビル3階/03-3575-7620)
http://www.chu-wa.com/会期:11月19日(月)~12月1日(土)11:00~19:00(日祝休廊/最終日16:00まで)
協力:NPO法人PEACE ON
http://npopeaceon.org/
※19日17:00よりオープニングパーティをおこないます。

チグリス、ユーフラテスの大河に育まれ、
七千年もの歴史の上に継承されてきたイラクの文化、芸術。
今日、破壊と殺戮の闇に覆われた首都バグダードは、
かつてはアラブ・イスラーム文化の中心地として栄え、
「平安の都」とすら呼ばれていました。
そのいにしえの美と誇りを身にまとい、
自由に世界を遊泳するイラク現代アート。
その作品十数点がこの度日本にやって来ます。
もちろん本邦初公開。
今年の秋も、イラク美術をお愉しみください。

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November 10, 2007

11/11NODU国際行動デーのご案内

おしらせふたつ

つれのかおりんがシリア&ヨルダンでがんばってます。
(かおりんのブログPEACE ON DAYS
どうか応援してあげてください。
ちなみに留守番の私も毎日自炊して弁当つくってがんばってます。

以下、明日11月11日のイベントのご案内です。
今年は私は出ませんが、友人のシバレイ、佐藤真紀さんなどがお話します。

○11/11NODU国際行動デーのご案内

◆この集会に寄せて
  映画「六ヶ所村ラプソデイ」の監督
   鎌仲ひとみさんからメッセージ

    イラクで起きている事、劣化ウラン弾による被曝、
   医療不足、混迷を深める国内の状況、これらすべてに
   なんらかの責任が私たち日本人にもあると思います。
    そこでは命が無駄に、無慈悲に、不条理に奪われて
   いるのです。そこにこそ、私たちの責任があるのです。
    劣化ウラン弾の使用禁止、医療支援、開かれた
   メディアを実現する努力を私たちがしていかなければ
   何も変える事ができないのではないでしょうか? 

◆集会の内容

【日 時】11月11日(日)午後6時(開場5時半)~午後9時
【会 場】文京区民センター2A
【内 容】
 1 最近のイラク情勢について
     志葉 玲(しばれい)さん(ジャーナリスト)
 2 ICBUW第4回世界大会(ニューヨーク)の報告と
   イラクの医療支援 佐藤真紀さん(JIM・NET事務局長)
 3 地震が原発を襲った-柏崎刈羽原発
     山崎久隆さん(劣化ウラン研究会、たんぽぽ舎)
 4 映像「日本のテレビが伝えないイラク現地の状況」
     -希望を届ける民衆がつくったメディア-
【参加費】1000円(前売り800円)

~以下お問い合わせ先~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  たんぽぽ舎    たんぽぽ舎は、月曜~土曜-
           13:00~20:00のオープンです。
           日曜・休日は、お休みです。

   〒101-0061
   東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
   TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
   HP http://www.jcan.net/tanpoposya/hyoushi.htm

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November 06, 2007

共に歩いて

絶望しかけていた友から、「おかげで何とか持ち直してきた。ありがとう」と返事がきた。

「誰かを激しく愛していればいるほど、裏切られたときその事実を受け入れることはとても困難なこと。俺にとってのイラクは、まさに教育、歴史、文化の全てであり、誠実で美しい人々が住むところ、そしていつまでもここで暮らしたいと夢見ていた故郷・・・。しかしあれから、君が言うように、この戦争と占領のせいで、全てが変わっていった。もちろん俺だって、この戦争と占領が全てを変えたって事はしっている。でも、こんなにも早く悪く変わってしまうことが、どうしても信じられなかったんだ。」

「とにかく、君に自分の思いと苦しみの全てを話してから、怒りは少しずつ収まっていったよ。決してイラクそのものが間違いだったわけではない。イラクはその名と歴史によって、誇り高くあるだろう。そして子どもたちには何の罪もないんだから。これまでよりイラクの人々には気をつけなければいけないけど、支援はもちろん続けるよ。とにかく、俺はイラクを愛し続ける。たとえ何があっても、俺はチグリスとバビロンの息子なんだ。大きな支えをありがとう・・・」


こんな感傷的なやり取りは、ただ私たちの活動の未熟さを醜く曝け出しているだけであり、紹介などするべきではないのかもしれない。しかし、これもまたイラクの現実のひとかけらであり、これまでイラクの友と共に歩んでこなければ決して見えてこなかった現実のひとつだと思い、あえて紹介した。

たとえナイーブだと呆れられても、あの戦火の下から彼と共に希望を持って歩んできた私にとっては、そして私たちにとっての希望である友の絶望は、どんな凄惨な遺体の写真を送られるよりも、一度に何百人も殺されたなどと伝えられるよりも、遥かに重く心に圧し掛かる。彼にとっての希望であるイラクの絶望は、どれだけ重いものだろうか。

イラク人が絶望したら、イラクを支配したい輩の思う壺だとは、まさにその通りではある。しかし、今の彼らの絶望に深く加担してきた一味である私たち日本人から、絶望してはいけないなどとどうして言えるだろうか。彼らの絶望は、私たちの責任である。彼らが希望を抱けないのは、私たちの支える力が足りないからだ。絶望するなと言う前に、私たちが彼らと共に希望を見出せるように、力を出し合っていかなければならない。

絶望を乗り越えていく希望を見出すためには、その絶望の深さをしらなければならない。彼らがたたずむその深淵の闇に共に身を沈め、その震える魂の鼓動を感じるまで寄り添うほど近づいて、彼らの身になり考えていくことが、どこまで出来るのだろうか。しかし、彼らと共に絶望を乗り越えていく、真の希望を見出していくということは、そういうことではないだろうか。

彼らの絶望は、私たちの想像ではとても見渡せないほど深い。今の私がかけられる言葉などでは、とてもその深淵を照らすことなどできやしない。それでも、たとえ刹那の気休めにしかならないとしても、友の目の前の闇を照らす一滴の光にだけでもなれないものだろうか。その一心で私は、友に言葉をかけ続けようと思う。共に絶望の淵を歩いていこうと思う。

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November 03, 2007

友への返信

先に今日イベントの宣伝から。

ライブ&トークイベント「カフェスロージャッ9」
時間:18:30(開場18:00)~21:00
場所:カフェスロー(東京都府中市栄町1-20-17/042-314-2833)
http://www.cafeslow.com/
参加費:予約1800円/当日2000円(ともにワンドリンクつき)
※予約先:042-314-2833(カフェスロー)
トーク:相澤恭行(PEACE ON)/松村真澄(ピースボート)
ライブ:ピースフルベジタリアンズ/櫛田寒平/風義/幸
主催:9LOVE(クラブ)
http://www.9love.org/

(友の絶望の続き)

「あまりの衝撃に混乱して、なんて書いていいかわからず、すぐに返事が出せなかった。家族に起こった事については、僕も本当に驚いたし、君の衝撃はさらに大きかっただろう。あんなことを聞いた後なら、君の気持ちも理解できる。僕だって、君の立場なら同じように感じたかもしれない。

しかし友よ。心して言うからどうか聞いてくれ。僕は本当に君の気持ちは理解するけど、イラク人が良くない人間だなんて意見には決して同意できない。少なくとも、君と、君の家族が、僕にとって素敵な人間でいる限りは。

君はどうなんだい?君は自分の家族すら、そして自分自身すら信じられないって言うのかい?たとえ君がイラク人を信じることができなくなったとしても、君の家族と、君自身を信じることができる限りは、イラク人が良くない人間だなんてことは言えないだろう。

確かに、このイラクの現実を見れば、そんな風に考えてしまうことは無理もないかもしれない。でも、そんな考えは、ただイラクを支配したい輩を利するだけじゃないか。

僕の考えでは、今、イラクで起こっている全ての悪い事は、この戦争のせいであって、決してイラク人の人間性によるものなんかじゃない。戦争は、ただ建物を破壊したり、人々を殺したりするだけじゃなく、どんな人間でも持っているはずの良心そのものを破壊するんだ。

人間は、善も悪も併せ持っている。完全に善な人間もいないし、完全な悪なんて人間もいない。人間には、国や民族、宗教などによって、様々な違いが見られるとしても、決してそんな範疇で善と悪が分けられるわけじゃない。

いっそのこと、「イラク人」なんて範疇は忘れようよ。そもそも、イラク人って誰?イラクって何?その昔、アラブ世界を引き裂いたあと、イラクなんて国を作ったのは誰?

友よ。僕だってイラクプロジェクトなんてやっているけど、「イラク人」なんて別に気にしていない。彼らが「イラク人」だからイラクの人々を支援しているなんて、決して言わないよ。「イラク人」だからじゃなく、イラクの支援が必要な人々のことを心配しているんだよ。

君が良く知っている通り、初めて戦争を体験したイラクは僕にとって特別なところ。だから、まずはイラクでのプロジェクトから始めたんだ。空襲下を共に過ごした特別な親友である君といっしょにね。あの戦争の前、イラクに行こうと決めたのは、全ての戦争を憎み、今始まらんとしているイラクへの攻撃をどうしてもやめさせたかったから。「イラク人」だからって理由じゃない。他の場所が狙われていたら、そこに行ってたかもしれない。

イラクで僕は多くの素敵な人々に出会った。そして、たくさんのことを学んだ。生きるために大切なことを。それは日本では忘れかけられているように感じた。やがて彼らのことが大好きになって、イラクのことをもっともっと知りたくなってきた。そしてこのご縁を大切にして、出来る限りの手助けをしたくなったんだ。

親愛なる友よ。今、イラクで起こっている全ての悪い事は決してイラク人の人間性によるものなんかじゃない。人間である限り、誰もがそうした悪い性質を持っている。普段はそうしたものを抑制することが出来ても、一度戦争がやってくれば、そうした悪い性質はいとも簡単に暴れだしてしまう。イラク人ではなく、この戦争を責めるべきなんだ。全ての悪は戦争から生まれる。今イラクで起こっていることもそうだ。そして、こうした悪は人々の間に不信の悪循環をつくりだし、それはやがて世界中に拡がっていく。これは大変危険な流れであり、今まさに我々が直面していることなんだ。

お互いに信じあうこと。こうした悪循環を乗り越えていくためにはそれしかない。「人間の盾」の理念を思い出そうよ。イラク人のことも、アメリカ人のことも信じることが出来なければ、とてもあんな危険な活動はできなかった。この信念から、人生の中で最も信頼できる友である君と共に、僕はPEACE ONを始めたんだ。そしてイラクにとっても、僕たちにとっても苦しい状況が続いているけど、今も活動を続けていられるんだ。

君はきっと、そんなことが言えるのはイラク人じゃないからだって言うだろう。その通り、こんなことが言えるのは、僕がイラク人じゃないからだよ。この点で、僕は君の「イラク人であるという鎖を解く」という考えには賛成なんだ。たとえ君がイラク人でなくなってしまっても、僕らは一緒に活動できると信じている。まずは、僕らにとって縁のあるイラクで助けが必要な人たちから、そして、どこだって出来るところから助けに行こうじゃないか。」


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November 02, 2007

11月3日「カフェスロージャッ9」に出演します

前回記事の続きがまだですが、明日11月3日のトークイベントに出演しますのでここでもお知らせします。

ライブ&トークイベント「カフェスロージャッ9」
時間:18:30(開場18:00)~21:00
場所:カフェスロー(東京都府中市栄町1-20-17/042-314-2833)
http://www.cafeslow.com/
参加費:予約1800円/当日2000円(ともにワンドリンクつき)
※予約先:042-314-2833(カフェスロー)
トーク:相澤恭行(PEACE ON)/松村真澄(ピースボート)
ライブ:ピースフルベジタリアンズ/櫛田寒平/風義/幸
主催:9LOVE(クラブ)
http://www.9love.org/

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