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June 16, 2007

イラク人だらけのシリアへ

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5月19日シリア入国。バッシャール・アサド大統領の信任投票を間近に控えた首都ダマスカス。
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暴走族か?と思いきや、バッシャール応援団の若者達。小気味よいリズムのシュプレヒコールは、イラクでよく聞いたあの「血も魂もサッダームに捧げる!」という懐かしいスローガンのバッシャール版だった。100%近い支持での再選はやる前から決まっていても、みんなお祭り騒ぎが大好きなようだ。


「イラク人?どこにだっているよ。」

街を歩く人々に尋ねると、たいていこう返される。4年間の占領によって引き起こされた混乱と宗派間抗争による治安悪化の影響で、現在イラク国内でおよそ200万人、国外では220万人ものイラク人が避難民となっていると聞くが、国外で最も多くのイラク人避難民を受け入れているシリアでは、その数140万人にも及ぶという。

宿泊先のアパートを出て、たまたまそこにいたヒマそうな青年に道を尋ねるとイラク人学生だった。フィラスというディヤラ出身のこの青年、経済的な理由から今は大学には行っていないそうだが、3年ほど前からシリアに住んでいるという。イラク人避難民の支援をしたいと言うと関心を示し、案内してくれることになった。

Imgp7343_1フィラスの案内で、まずはダマスカス市内のシナーア地区を訪れた。アパートのドアを叩いて「イラク人ですか?」という突撃取材には驚いたが、多くの家族が快く迎え入れ状況を話してくれた。以前はシリアと並んで主要な避難先の一つであったヨルダンでは、現在政府がイラク人の入国を厳しく制限しているので、ここ最近では多くがシリアに逃れてくるようだ。時機はさまざまだが、特に昨年2月イラク中部サマッラでのシーア派聖廟爆破事件を機に激化した宗派間抗争に巻き込まれ、家などを売り払って命からがら逃れてきた家族が多い。バグダードから来たという18歳のハッターブ君の一家も、家賃100ドルほどの安アパートに身を寄せ合って暮らしていた。学校で勉強したいが、在学証明書が必要で、バグダードの教育省まで取りに行かなければならず、仕方なく今は近所のスーパーで働いて家計を支えているという。
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イラク人が多く住む地域の一つ、ダマスカス市内シナーア地区。通りを歩けばイラク人家族が気さくに話しかけてくる。 


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Comments

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