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July 20, 2006

レバノン受難

レバノンでの暴力が止まらない。6月下旬からのイスラエル軍のガザ侵攻に気を揉んでいる矢先に、レバノンのイスラーム教シーア派民兵組織ヒズボッラーによるイスラエル兵2名の拉致をきっかけに始まったイスラエル軍によるレバノン侵攻。イスラエル、ヒズボッラー共に、捕虜解放という妥協の余地のない停戦条件を掲げていて、暴力の応酬はやむ気配を見せず、報道ではすでにレバノンで300人近く、イスラエルでは25人ほどの死者が出ているという。(参考記事

ヒズボッラーにはイランとシリアが武器を提供するなどして協力していると、アメリカ、イスラエルが非難を強めている。このまま戦況が長引いて、仮にイラン、シリア両国が巻き込まれていく状況になれば、やがて中東での全面戦争に発展というシナリオもあり得るのではないか。さすがに国際社会も調停に向け動きはじめてはいるとはいえ、イスラエルのガザ侵攻を非難する国連安保理非難決議案を毎度おなじみの拒否権で葬り去ったアメリカのせいか、どうも足並みが揃わない。プレスリー気取りの首相は、独自と言われる中東和平構想を土産にイスラエル、パレスチナ、ヨルダン詣でに出かけたものの、調停には何の役にも立っていない。この国ではテポドン狂瀾劇がやっと一段落したかなと思っていても、思いのほか報道もおとなしい。イラクをはじめ、中東は全て過去の話になってしまったかのようだ。

いずれにしても、報道ではやはり政治的なものばかり。やはり爆弾を落とされている側にいる市井の民の声を聞きたいと、昨年、レバノンのハリーリ前首相が爆殺された現場で出会った大学生にメールをしたが、すでに使われてはいないようで返ってきてしまった。先々月イラクから帰ってきたばかりのヨルダン人の友人は、「これは何としても止めなければ。心配しないで。戦いに行くわけじゃない。人々を助けに行くんだ」というメールを残してベイルートに旅立ったまま、その後の連絡がつかないままだ。

*参考まで昨年の日記から「日帰りベイルートの旅     」

イスラエルの各閣僚に攻撃中止要請をするくらいしかできていなく、もどかしさが募るばかりだが、そんな中でもイラクの友人からは休みなく状況を伝えるメールが届く。何一つ終わってはいないのだ。

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*写真は昨年2月ベイルート訪問時ハリーリ前首相爆殺現場にて地元大学生と

●以下参考までにイスラエル政府に対する要請とあて先
アムネスティ パレスチナ情報センター

また、レバノン情勢は、以下のサイトが詳しいです。
ベイルート通信 

おまけに、イスラエル軍の反戦サイトと、
それをサポートする署名のサイト

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