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March 03, 2005

Mr.シャミル到着(3月1日)

午前5時半、ホテルフロントからの電話で叩き起こされる。イスラム教徒でフリージャーナリストのシャミル常岡浩介さんが、はるばるトルコはイスタンブールから陸路バスで2泊もかけてアンマンに到着した。特にここで仕事があるわけでもなく、ただサラマッドに会いたいがためである。サラマッドもシャミルが来るまでは帰らないと滞在を延ばしていた。これもイラクで育んだ美しき男の友情?だろうか。ホテルが満室だったので常岡さんは別のホテルにチェックインしてから、サラマッドと再会。アマラも交え、イラク、フランス、チェチェン、常岡さんロシア秘密警察拘束と話題は尽きない。常岡さんがアマラと会うのは初めてだそうだ。もっとも戦時下のバグダッドで空爆の即時中止を訴えるデモ行進では砂嵐の中共にシュプレヒコールをあげていた同士なのだが。

IMGP4011サラマッドたちが家族へのお土産を買っている間、常岡さんとクージー(ご飯の上に煮込んだ羊肉を載せたアラブ料理)でお腹を満たす。とてもうまかったが、去年バグダッドでやはり常岡さんといっしょに食べたクージーの味が忘れられない。その後腹ごなしにローマ劇場へ。2世紀半ばに作られたものらしい。これまで何度もアンマンに来ているし、こんな近所の観光名所なのにここには初めて訪れた。それにしても常岡さんは観光が似合わないなあ。

IMGP4021夜再びサラマッドたちと合流して晩飯を共にする。イラクでは食べられないというアマラの大好物、「ブーリー」というパンを頬張りながら、今日買い物の途中でサラマッドが旅行関係のキャッチセールスに危うくはめられそうになったエピソードなどを話す。フランスや日本での例などを話しながら、アマラは一言「Welcome to the world」。イラクでは身を守る術に長けているサラマッドだが、外ではまたイラクにない別種の脅威に満ち満ちていることを学んだようだ。その流れで日本の年間3万3千人、一日90人にも及ぶ自殺者の問題や、見かけはリッチでもローン地獄に陥っている友人のこと、そしてそれは国債による借金漬けの日本の財政そのものであり、見かけは豊かでも日本が抱えている問題がいかに深刻か、いわば精神的な暴力から、いわゆる先進国社会に内在する病理の深さなどを説明した。

そしてイラクを振り返れば、毎日最低でも20人から30人のイラク人は理由もなく殺されている。ヒッラでは125人以上の命が今日一日で失われたというから、イラクにおける物理的な暴力の問題もますます深刻化している。

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Comments

Mr.シャミルじゃなく、プリティ・シャミルたんと呼んで欲しかった・・・

Posted by: シャミル | April 08, 2005 at 09:28 AM

おお、今頃この記事にコメント書くなんてと思いきや、常岡さんじゃあないですか。そういや久々日記更新してましたね。グルジアで楽しくやっているようで何よりです。では今後はプリティ・シャミルたん?と呼ばせていただきますね。帰国したらまた遊びましょう。

Posted by: YATCH | April 09, 2005 at 04:29 AM

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