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February 22, 2005

ダマスカス到着

21日、深夜1:30ころダマスカス空港に到着。2年前、イラク戦争開戦前初めてイラクを訪れたときもまずこの空港に降り立ったのだが、そういえば同じ2月であった。当時は税関で係員がぴりぴりと顔を強張らせていたような記憶があったが、この度は「ウェルカム!」とやけに気さくにパスポートにスタンプを押してくれた。サダム時代に二つのビザ、その後4つものイラク入国スタンプを見つけて、問いかける言葉は案の定「おう、バグダッドにいくのか?」。「いやあ今回は・・・」と微笑み返したが、これまではありえなかった自らの返答によって、ここまできてイラクに入らないのだという現実にやっと気付かされたような思いだった。朝のバスの時刻まではまだ時間があるので、空港ロビーのソファーで爆睡。同じ飛行機だった日本人バックパッカー二人といっしょに朝7時のバスで市内へ向かった。

IMGP3800ダマスカス中心部のマルジェスクウェアの近くの安宿に荷物を降ろし、朝飯ついで三人で市内を逍遥。色とりどりの商品が並ぶ巨大なアーケード市場、スーク・ハミディーエを抜けて世界最古のモスク、ウマイヤド・モスクへ。中庭から空を仰げば雲ひとつない快晴で、透きとおった日光がミナレット(尖塔)からやさしく降り注ぐ。旧市街まで足を運び、入り組んだ隘路をずんずん進んで気が付くと建物の雰囲気が変わっている。なるほどキリスト教徒地区に入ったようだ。太陽は頭上にかかり、再びモスクに戻ってきた頃には大勢の人で賑わっていた。IMGP3831学校帰りのちびっ子達がはしゃぎながらあちこちの路地から出没し、骨董品やの親父と何やら問答をしている。どこで覚えたのか「マジデヤスイヨ」と客引きをする絨毯屋の旦那などを軽くあしらいながら、2年ぶりのダマスカスをまったりと味わう。警官も笑顔で挨拶を返してくれるし、イラクほどではないかもしれないが、やはりシリアの人々はとても陽気だなあと感心する。先日のレバノン前首相爆殺事件によって、一気にシリア国内に緊張がはしっているのではとも思っていたが、開戦前のイラクを訪れたとき同様、そのような緊張は今のところは全く感じられない。この「悪の枢軸」候補の国では、実にゆったりとして平和な時間が流れている。

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Comments

シリアで豊かな時間を過ごしているようで。何よりです。サラマッドさんとも久しぶりで楽しみですね。お気をつけてお過ごしください。

Posted by: Yokozeki Saiko | February 22, 2005 at 06:50 PM

あ、Saikoさん、なにげにこのブログには初登場ですね。いつもおいしい手料理感謝していますよ。ちょっとサラマッド遅れるようなので、も少しシリアにいようかと思います。

Posted by: YATCH | February 23, 2005 at 06:30 AM

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