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February 25, 2005

シリア人アーティストALWANI氏(23日)

IMGP3899通りを歩いていてふと目に付いたポスターがあり、どうやら現代アートの展覧会のようなので行ってみた。ギャラリーは国会議事堂近くの路地にあるアパートメントの地下にひっそりと門を構えていて、中には30点ほどの作品が展示されていた。生命の原初的な躍動を感じさせる力強いフォルムと色彩に魅了される。シリア人アーティストのALWANI氏の個展のようで、作家本人もいたので少し話をすることが出来た。

イラク現代アートプロジェクトLAN TO IRAQのことを話すと、やはりイラク人作家のヌーリ・アル・ラーウィー氏のことは知っていて、有名なイラク人作家イスマエル・ファタ氏とは親友なのだそうだ。彼も今のイラクを憂い、作家と自由な交流が出来ないことをとても悲しんでいたが、それでもアートが人々の意識を変える力を持ち、それによって世界が変わっていく可能性について、瞳を潤ませながら情熱的に語ってくれた。また、日本をはじめ東洋の美術にも影響を受けたといって評価していた。

気に入った作品は売約済みだったが、今後もダマスカスで個展をやるそうなので楽しみだ。偶然とはいえ、このシリアアートとの出会いは嬉しかった。普段はベルギーに住んでいるらしく、パソコン等は人類が堕落する元凶だと言ってメールなどは一切やらないそうなので連絡を取り合うのがちょっと大変だが、今後につなげていければと思う。

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