諸々紹介&サラマッドレポート続き
初雪。東北で生まれ育ったからか、毎年この刹那にはちびっ子時代の心のときめきを感じてしまう。気仙沼は太平洋側なので、そんなに雪が多いわけではないのだけれど。積もるかな。
さて、衝撃の宮崎も無事終了。詳しくはJVC真紀さんのブログに写真つきで紹介されていますのでご覧ください。終了後は高遠さんたちと忘年会。やはり笑劇の宮崎であった。
宮崎で今年最後のイベントを楽しんでいる間に、スマトラ沖地震による津波で大変なことがなっていた。さすがシバレイのブログでは早速緊急アクションに関する情報が転載されています。
友人がタイとマレーシアに旅行していたのだが、無事帰国の一報にひとまずは安心。しかし今日になって犠牲者5万人を超えたと聞いてまた絶句。この地球上、どこを見渡しても悲しみが絶えない。そんな中で、どうやって希望を紡ぎだしていくのか。私たち生きているものの課題である。
そして先日は時間がなくて紹介しきれなかったサラマッドからのレポートの続き。来年1月30日に予定されている国民議会選挙について、スンニ派はボイコットを呼びかけていたが、一時スンニ派のイラク・イスラム党が選挙人名簿を提出するなど、選挙に参加する動きも見せていた。その件で選挙管理委員会の責任者クラスのE氏は以下のように述べたという。
「スンニ派は参加するだろう。シーア派にボイコットを呼びかけても彼らは聞かないからだ。というのも、1920年英国占領下のイラクで、スンニ派がシーア派に投票に行くなと呼びかけたところ、その時はシーア派が呼びかけに応じたのだが、直前になってスンニ派が投票に行き、スンニ派の大統領が選ばれたのだ。その後、サダム・フセインまで大統領は全てスンニ派である。それでシーア派は今回もスンニ派が1920年のときと同じようなことをするのではと恐れているのだ。シーア派が投票に行くと言うことによって、スンニ派は彼ら(シーア)を止める方法がないと思っている。それでスンニ派は議席を失いたくないから投票に行くだろう。」(以上ほぼ直訳)
1920年の反英大暴動後即位したファイサルは大統領ではなく国王なので、何か当時の関連する背景を説明しているのだと思うが、興味深い見方だ。ちなみにE氏はシーア派である。
そしてイラク・イスラム宗教者委員会のクバイシ先生はこう語ったそうだ。
「スンニ派は参加しない。2日前、イラク・イスラム党に電話をして、なぜ選挙に行くと言ったのかと訊ね、またその理由を数日以内に答えるように言った。もし理由がなく選挙に行くのならば、我々イラク・イスラム宗教者委員会はイラク・イスラム党と共に働かないと人々に伝えるだろう。この選挙に参加するのはシスターニ師(イラクのシーア派最高権威)とクルド人の政党くらいで、サドル派など他はシーア派といえども参加しないだろうし、キリスト教徒も参加しないと聞いている。我々も参加しない理由として、アメリカが押し付けた選挙項目がある。それは、いかなる新政府が発足しても、例え米軍がイラクで人権侵害を犯そうがそれを変える権利はなく、新政府はその軍と治安と警察にかんする全ての権限をアメリカの支配下に置かなければならないと定めているのだ。」(以上サラマッドが聞いたのは23日)
27日、イスラム党がやはり参加を取りやめるとのニュースがあった。やはりクバイシ先生の影響は大きいのだろう。しかしこれで果たして本当に選挙などできるのであろうか。
ところでクバイシ先生は、「今日本人がイラク入りするのはおすすめ出来ない。例え民間人であっても、あなたの国が軍隊を派遣している以上身の安全は全く保障できない」とも言っていたそうだ。再びイラクの地を踏めるのはいつになるのだろう。
最後にもうひとつ。法学館憲法研究所の「今週の一言」で、私のインタビュー「イラク人と友だちになろう」が掲載されていますのでお知らせします。




*写真提供:横関さん
*写真提供:芦澤さん
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